
5年ほど前に共通の友人を介してSNS ミクシィで出会ったM君。
当初はウェブのみでやりとりでしたが過去一度だけ来京し、私の家に朝まで語り泊っていったことがあります。
大阪の西成地区に生まれ育った「コテコテオリジナル大阪人」の彼は東京の秋葉原と似たエリアで3年前にメイドカフェを開店、たった一人で経営し家族を養い、休みも取れない多忙の身。
そんな彼に先日「近況を話したいなあ~」と何気なくコメントしたところ、即座に「今度休みが取れました。東京に会いに行きます!」と返信がありました。
話では私のコメントに彼の「おもしろセンサー」が反応したといい、内容など一切聞かず私に会うためだけに新幹線で来京してくれたのです。
彼の行動力にたいへん驚きながらも、価値ある出会いや時間をお土産として持って帰ってほしいと思い、友人たちに紹介、語らう時間をセッティングしました。
価値観を共有でき、信頼できる人同士であることと「ザ・大阪人」である彼のトークが相まって、ビジネスの話からプライベートまで含めとても楽しい時間を過ごすことができました。
彼は本業のほか、大阪各所で行われる勇壮な「だんじり祭り」に16年取り組む「だんじりファイター」でもあり、かつ西成区の多くの有志と「楽しい事は正しい事」をスローガンに設立された社会貢献コミュニティ「協創」の活動もしています。
その活動の一つとして、岡山県美作市 英田上山(えいだうえやま)地区という過疎村で荒れ果てていた棚田を復活させるプロジェクトに多くの市民が手弁当で取り組んでいます。
現地の方々と信頼を育みながら将来は村を復活、産業も引き継ぐのが彼らのビジョン。大阪から車で3時間の過疎村に、ボランティアで訪問し、棚田を作る作業に従事しています。
当初は外部者であった彼らを遠巻きに見ていた高齢者の住民たちも、週ごとに現地に現れ掃除をして帰っていくメンバーを見て、徐々に心を開き、今ではすっかり村民として信頼されているそうです。
そんな活動をまさに漫才師のような関西弁で語ってくれる彼と、将来に向けたコラボレーションの可能性について顔を見ながら話す時間は、やはりウェブ上では語りつくせない圧倒的な情報量の差があり、本当に貴重です。
これだけ「ネット万能論」が浸透している現在においても、「分かっちゃいたがやはりリアルが一番!」と改めて強く感じた夜なのでした。
M君、今回は大きな価値に気付かせて頂き大変感謝です。今度は大阪に伺いますので、可愛いと評判の奥様とお子様に会わせてください。
2件のフィードバック
Mさんのツイッターーのコメントからブログ見せて頂きました。
プロフィールを拝見していると大学の学部まで先輩のかたでしたので思わずコメント入れさせて頂きました。大阪に来られた時は私も是非お会いしたいです。
ジロウさん
コメントありがとうございます!そうでしたか!それはまたご縁があり嬉しいですね。
Mさんとは共通の友人から紹介されました。
今後ともよろしくお願い致します。大阪いくときはぜひ!